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ニュース・レポート

割箸とビーカーで探る、
音の実験

まず「聞く」ことからスタート

今日のサイエンスαは「音」がテーマでした。
授業が始まる前に、先生が白衣を配ります。「これ、みんなを守ってくれる服なんだよ」と説明すると、子どもたちは「鎧みたい!」と目を輝かせながら袖を通していました。最初の実験は、道具も何も使いません。先生が「10秒間、静かにして周りの音を探してみて」と言うだけ。教室がシーンと静まり返ると、子どもたちは耳をそばだてます。10秒後、「どんな音が聞こえた?」と聞くと、一斉に手が上がりました。「ピアノの音!」「風の音がした」「鉛筆がカリカリしてた」「パチパチって音もあった」ふだん気にも留めていない音が、探してみるとこんなにあった。それだけで「すごい!」という顔になるのが、この年齢の子どもたちの面白いところです。聞こえた音は実験ノートに記録します。

割り箸一本で、音の違いを探そう!

次は割り箸を一本ずつ手に取って、教室にあるいろいろなものを叩いて回ります。「叩いて壊れるものはダメ、全力でブンブン振り回すのもダメ」というルールを確認したら、あとは自由に探索タイムです。ボールを叩くと「カンカン」、カゴは「チョンチョン」、たらいは「ドンドン」——素材が違えば音も全然違う。床を叩く子、自分の手のひらを叩く子、椅子の脚を擦ってみる子。思い思いの方法で音を探していました。発表の時間になると「たらいがドラムみたいだった!」「セロハンテープがポンポンって鳴った」と口々に教えてくれました。

水の量で音が変わる——ビーカーの実験

続いては先生が用意した3つのビーカーが登場。同じ形なのに、入っている水の量が100ml、300ml、500mlと違います。「音が一緒かどうか聞いてて」と言って、順番に叩いていきます。最初の「チン」、次の「チーン」、最後の「ゴーン」——子どもたちから「全然違う!」「こっちのほうが低い!」と声が上がります。水が多いほど音が低くなる。そしてよく見ると、叩いた瞬間に水面がかすかに揺れていることにも気づきました。「楽器みたい」という声が自然と出てきました。「一番簡単に出せる音って何だと思う?」という先生の問いかけに、子どもたちは「声!」と答えます。「じゃあ、指2本を喉に当てながら喋ってみて」。やってみると、喉がプルプルと震えているのがはっきり感じられます。「エンジンみたい!」という子がいて、確かに言い得て妙です。この震えのことを「振動」と呼ぶんだよ、と先生。

「鳴きコップ」作り

最後は工作です。紙コップにタコ糸を通して、セロハンテープで固定するだけのシンプルな作りですが、使い方にコツがあります。糸を少し濡らして、タオルで挟みながら引っ張ると——「ウーッ」という、まるで動物が鳴いているような音が出ます。「鳥みたい」「電車が通る音だ」と、聞こえ方は人それぞれ。仕組みは、糸を擦る小さな振動が紙コップに伝わり、コップがスピーカーのように増幅してくれるからです。振動→音、という今日のテーマがそのまま工作になっていました。今日の実験ノートと鳴きコップ、大切に持って帰ってもらいました。「お家の人に見せてね」という先生の言葉に、みんな嬉しそうにうなずいていました。

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