5月の理科実験教室、今日のテーマは「植物」です。
「植物って言葉は知ってるけど、どんなものが植物か、改めて聞かれると意外と難しい」
——そんな話から、授業は始まりました。
まずは「知ってる植物」をあげてみよう!
「植物って、どんなもの知ってる?」
先生がそう聞いた瞬間、子どもたちの手がいっせいに上がります。
たんぽぽ、バラ、ひまわり……。花の名前がどんどん出てきたあと、「ほうれん草!」と言った子がいました。
「確かに、それも植物だねーー!」と先生。
そう、野菜も全部植物です。この一言で、子どもたちの「植物」のイメージがぐっと広がりました。大根もじゃがいももきゅうりも、みんな植物。
「じゃあ食べてるやつ、ほとんど植物じゃん」と気づいた子もいました。
植物の体は3つからできている
「植物には何があると思う?」
先生がホワイトボードにチューリップの絵を描きながら進めていきます。子どもたちから「葉っぱ」「茎」と声が上がるなか、先生がさらに地面の下まで線を伸ばしました。
「これを忘れがちなんだけど、何だろう?」
「根っこ!」
そうです、根っこです。葉っぱ・茎・根っこの3つ。これが植物の体のつくりです。
ここで先生が「根っこがなくなったらどうなると思う?」と聞くと、「枯れる」という答えがすぐ返ってきました。「そう、根っこで地面の水や栄養を吸い上げてるから、なくなったらすぐ枯れちゃう」。なんとなく知っていたことに、ちゃんと理由がつながった瞬間です。
さらに先生がひとこと付け加えます。
「大根って漢字で書くと、大きい+根っこ。つまり『大きい根っこ』って意味なんです」
「えー!!!」という声が上がりました。畑からズボッと引っ張り出したことがある子には、すぐにピンときたようでした。
「子葉(しよう)」という言葉との出会い
植物のつくりを覚えたあとは、「育ち方」の話へ。
種を土に植えると、最初にひょこんと小さな葉っぱが出てきます。この「一番最初に出てくる葉っぱ」には、ちゃんと名前があります。
「子葉(しよう)」。
先生が「子葉(しよう)の『子(し)』は子どもの『子』。葉っぱの子ども、ということ」と説明すると、なんとなくふわっと納得する空気が流れました。むずかしそうな言葉でも、由来がわかるとすっと入ってくるものです。
植物の育ち方を整理すると、こうなります。
種 → 子葉(一番最初の葉っぱ)→ 葉っぱがたくさん出てくる → 花が咲く → 実になる → また種に
「種が実になって、また種になって、またしようが出て……ぐるぐるしてるんだね」
ある子がそう言ったのが、とても印象的でした。
カードを切って、育ち方を順番に並べる
説明が終わったあとは、カードを使って復習タイム。
「ひまわり」と「ほうせんか」、それぞれの育ち方を描いたカードをハサミで切り取って、正しい順番に並べます。
みんなで一斉にチョキチョキ。細かいカードを切るのに集中している横顔は、真剣そのものです。
並べてみると、ほぼ全員が正解の順番にたどり着きました。正解を確認したあとは、のりで教科書の所定のページに貼り付けて完成。「できた!」という声があちこちから上がりました。